秋の全国交通安全運動が実施されました
2022. 09. 24
2022年9月21日から30日までの10日間は、秋の交通安全週間とされ、全国交通安全運動が実施されます。
全国交通安全運動は、広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、国民自身による道路交通環境の改善に向けた取組を推進することで、交通事故防止の徹底を図ることを目的として、毎年、春と秋の2回実施されています。
全国交通安全運動は、「全国重点項目」と各都道府県で設ける「地域重点項目」があります。
今回の全国重点項目は以下の3つです。
1.子供と高齢者を始めとする歩行者の安全確保
2.夕暮れ時と夜間の歩行者事故等の防止及び飲酒運転の根絶
3.自転車の交通ルール遵守の徹底
全国重点項目の特徴は以下のとおりです。
(大阪府警ホームページより)
1.子供と高齢者を始めとする歩行者の安全確保
歩行中の子供の交通事故の約4割は飛び出しが原因です。
運転する際は、生活道路での子供の飛び出しなど、危険を予測して運転しましょう。
また、高齢者の交通事故死者数の約4割が歩行者です。
横断歩道を渡ろうとする歩行者がいるときは必ず止まりましょう。
2.夕暮れ時と夜間の歩行者事故等の防止及び飲酒運転の根絶
歩行中の交通死亡事故のうち約5割は夜間に発生しています。
運転する際は、夕暮れ時に早めにライトを点灯し、状況に応じてハイビームを活用しましょう。
また、自身が夜間出歩く際は、明るい色の服を着用し、反射材を身に着けるなどして
いち早くドライバーに気づいてもらえるようにしましょう。
3.自転車の交通ルール遵守の徹底
自転車乗用中における交通事故死者数の約5割が高齢者です。
自転車の交通事故の約8割が自転車側にも何らかの違反があることが多いとされています。
自転車を利用する際は、信号を必ず守り、「止まれ」の標識がある交差点では一時停止し、左右の安全を確認してから通行しましょう。
また、車を運転する際、右左折時などは自転車の急な動きに注意しましょう。
さらに、大阪では「二輪車の交通事故防止」が地域重点項目とされています。
二輪車の交通死亡事故が全国的に大幅に増加しており、特に通勤時間帯や帰宅時間帯に多発しています。
また、二輪の交通事故のうち、約7割が交差点および交差点付近で発生していることから、交差点を通行するときは、交差点の状況に応じてできる限り安全な速度と方法で通行するようにしましょう。
少しずつ涼しくなり、ツーリングが心地よい季節となります。
この機会に安全運転を意識していただき、楽しいバイクライフを送っていただければと思います。