「心斎橋の橋脚」のこと
2022. 05. 28
2020年12月まで、当校の四輪コースにこんな大きな柱が4本置いてありました。
覚えている方はいらっしゃいますか?
職員の間では、代々、この柱が「心斎橋の橋脚」だと伝えられてきました。
心斎橋に川が流れていた頃の昔の写真を検索してみると、確かに橋脚の部分がとてもよく似ています。
ただ、いつ、どこから、だれが持って来たのか、まったくわかっていません。
近くで見る柱はとても大きいです。
模様がとても美しいですね。
(160㎝のスタッフと比較/2020年11月撮影)
その柱ですが、四輪コースを改修する際に移動させる必要がありました。
もしかすると歴史的なものではないかと思い、移動して壊してしまう前に大阪市教育委員会の方に連絡し、確認してもらったところ、
なんと!実際に心斎橋で使用されていた橋脚であることが判明しました。
その後、大阪市へ譲渡し、保護していただくことになりました。
1本がとても重く、運び出すのは大変な作業でした。
その心斎橋で使用されていた4本の橋脚。
2022年5月27日付けで、大阪市の指定有形文化財に指定されることになりました。
(こちらのページから確認いただけます。)
「大阪の近代橋梁遺産」だそうです!!
これまで何十年もコースに佇み、教習を見守っていた心斎橋の橋脚。
貴重な歴史資料としてこの先も大切に保存してもらえると思います。